第5・6回講義

平成30年9月23日(日)に,鳥取大学鳥取キャンパスにおいて,第5・6回講義が開講されました。

 第5・6回講義では,本学工学研究科附属グリーン・サスティナブル・ケミストリー(GSC)センターの伊藤敏幸教授による「第3の液体,イオン液体」の講義がありました。イオン液体は,室温でも液体で,燃えない,揮発しない,リサイクルが可能と環境に優しく化学反応に必要な性質を持つ液体で,いままで不可能とされたことが可能となる魔法の液体といわれています。また,2015年にNHKのサイエンスZEROでこのイオン液体について放送されるなど,注目が集まっている液体です。

 午前中は伊藤先生によるイオン液体についての講義があり,午後は工学部の実験室にて,磁性イオン液体を実際につくる実験を行いました。受講生の皆さんは積極的に実験に関わり,磁性イオン液体が磁石で動く様子を興味深く観察していました。また,議論ではイオン液体の活用法についてさまざまな意見が出されました。

2018年09月24日|年度:平成30年度