第11回講義

平成30年10月28日(日)に,中国電力俣野川水力発電所見学を行いました。

 俣野川水力発電所は鳥取県日野郡江府町にある揚水式発電所です。揚水式発電所とは上部と下部に2つの貯水池(ダム)を設け,電力需要のピークに合わせて上池から水を落として発電し,電力需要の少ない時間帯に下池から水をくみ上げるという,電力需要・供給の平準化を狙う蓄電を目的した発電所です。
 午前中は実際に発電を行っている発電所を見学しました。当日は運良く(?)発電機の1台が分解整備中であり,実際は水につかっている水車部分に実際に触れられたり,発電機の中身を見ることができました。午後は,中国電力のスタッフによる講義が行われ,昔は日中に発電し,夜間にくみ上げを行っていたが,太陽光発電の発展に伴い,日中にくみ上げを行い,夜間に発電するようになったことや,現在の発電バランス(火力・水力・原子力・自然エネルギーなどの発電方法の組み合わせ)がどのようになっているのかについてお話しいただきました。議論では,どのようなバランスで発電をするとよいのかについて意見を交わし,ホワイトボードに円グラフでまとめていました。

2018年10月29日|年度:平成30年度