【R01基礎】第11・12回講義
令和元年11月10日(日)に,鳥取市浜坂地区にある鳥取大学乾燥地研究センターにおいて,第11・12回講義が開講されました。
午前中には,乾燥地研究センターの山中典和教授による「砂漠化する地球を救え」の講義がありました。山中教授の講義では,「砂漠」は一般的な砂の砂漠だけでなく様々な種類があること,近年世界中の乾燥地で砂漠化が進行し,その影響は黄砂という形で日本にも現れていること,砂漠化がなぜおこるのか,砂漠化を食い止める対策などについてお話いただきました。
昼休みの時間にはドーム温室や降雨シミュレーターなどがあるアリドドームや,ミニ砂漠博物館を見学しました。
午後には黒崎泰典准教授による「モンゴル,黄砂研究の最前線」の講義がありました。乾燥地と天候などの関係や,黄砂が日本に到達するまでのプロセス,そして鳥取大学の乾燥地研究センターがモンゴルに設置している観測サイトについてお話いただきました。また粘土と砂が様々な比率で混ぜられた試料を使って,感触の違いや水の加えた時の様子について観察しました。
受講生の皆さんは講義後に「持続可能な開発」と黄砂被害対策について議論しました。皆さんは水が不可欠と感じたのか,人工降雨など水をどうやって調達するかについて考えた意見が出されていました。