第12・13回講義

 平成30年2月17日(土)に,鳥取大学広報センターにおいて,第12・13回講義が開講されました。

 第12・13回講義では,農学部附属鳥由来人獣共通感染症疫学研究センターの伊藤壽啓教授による「地球環境の変化と人獣共通感染症」の講義と「鳥インフルエンザウイルスのルーツを探る」の講義がありました。
 午前中の「人獣共通感染症」の講義では,地球温暖化や人口増加に伴う経済活動によって,新興感染症の出現が加速化していることや,日本で狂犬病が発生していないのはどのような対策によるものなのかについてお話いただきました。 午後の「鳥インフルエンザウイルス」の講義では,最初の宿主にいるときに非病原性であった鳥インフルエンザウイルスが,どのように伝播して高病原性になっていくのかや,日本への感染ルートについてお話いただきました。受講生の皆さんは,インフルエンザが流行る時期ということもあってか,非常に興味深く講義を聴き,講義後には活発に質問をしている様子がみられました。

2018年02月20日|年度:平成29年度