令和2年度 活動報告

【R02基礎・探究】学習成果発表会・研究成果報告会・サイエンスカンファレンス報告会・閉講式

 令和2年12月20日に,鳥取大学の地域学部棟にて,基礎プログラムの受講生による学習成果発表会,探究プログラム修了生による研究成果発表会・サイエンスカンファレンス2020報告会,閉講式が行われました。

 午前中,基礎プログラムの受講生は発表練習と発表スライドの修正作業を行いました。同時に,半年間かかわったメンターから受講生の学習態度などについてフィードバックが行われました。探究プログラムの受講生は,この1年間の活動についてや今後の活動について,受入担当の先生や推進室スタッフと話し合う「活動まとめ会」を行いました。
 午後の学習成果発表会では,今年度の基礎プログラムの受講生による今年の講義で学んだ学習成果の発表がありました。そこでは,受講生が各講義を受けて考えたことなどについて発表していました。その後,今年度で修了する探究プログラム受講生による2年間の研究成果の発表がありました。それぞれの受講生はこの2年間で得られた研究成果や今後に向けた目標などについて発表してくれました。次に,サイエンスカンファレンス2020のグループセッションに参加した受講生による報告会がありました。参加した受講生は,グループセッションに向けてどのように意見を考えスライドを作成したかや,セッション中の様子などについて話してくれました。

 最後に閉講式が行われ,まず鳥取大学の田村理事からサイエンスカンファレンス2020の受賞者に賞状が手渡されました。その後,今年度の基礎プログラム受講生と今年度で修了する探究プログラムの受講生に修了証が手渡されました。受講生の皆さん,約半年間~約2年間お疲れ様でした。また,保護者の皆様も,ジュニアドクター育成事業の運営にご協力いただきまして,誠にありがとうございました。
 今年度の環境基礎プログラム(第一段階)の受講生のうち,第二段階への進級を希望する受講生は,選抜試験をへて,約2年間の環境探究プログラム(第二段階)に進みます。その募集につきましては,4月上旬にお知らせいたします。また,2年目の探究プログラムにつきましても5月のGW明け頃をめどにお知らせいたします。

2020年12月21日年度:令和2年度プログラム:共通

【R02基礎】第8回講義

 令和2年11月29日(日)に鳥取大学工学部棟にて鳥取大学工学部附属グリーン・サスティナブル・ケミストリー(GSC)研究センターの片田直伸教授による第8回講義「ゼオライトによるイオン交換」の講義が実施されました。

 午前中の講義では,福島の原発事故の汚染水処理にゼオライトが使われていることや,その処理はどのような原理によるものなのかについての講義を受けました。午後はゼオライトを使用し,水中の放射性のないセシウムを除去する実験を行いました。午後は,この実験結果をもとにこの方法による汚染水の問題解決は可能であるかについて議論をしました。受講生の皆様からは,できる/できない両方の意見が出され,この問題の解決の難しさを学んだ様子でした。

2020年11月30日年度:令和2年度プログラム:基礎

【R02基礎】第6・7回講義

 令和2年11月22日(日)に,鳥取大学広報センターにおいて,第6・7回講義が開講されました。
第6・7回講義では,本学農学部附属菌類きのこ遺伝資源研究センターの早乙女梢准教授による「はじめてのキノコ学~「きのこ」という生物を理解する~」の講義と,遠藤直樹助教による「植物や昆虫を食べるきのこ,育てるきのこ~きのこの驚くべき暮らしとはたらき~」の講義がありました。

 午前中の早乙女准教授による講義では,菌類とはどういうものかについてや,きのこはなにを餌にしているか,きのこは生態系において重要な役割を果たしていることなどについてお話いただきました。また,シャーレに入った3種類のきのこの培養菌体が配られ,試薬を滴下してその反応から菌種を確認する実験を行いました。
 午後の遠藤直樹助教による講義では,きのこには生態系のバランスを保つ役割があること,きのこのくらしかたには腐生・寄生・共生の種類があること,それらの種類ごとにどういったものを食べているのかなどについてお話いただきました。また,実際のきのこをスケッチを行いながら観察する実習も行いました。

 講義後は,人間と自然が共存するにはどうすべきかや,きのこを守り,育てるにはどうしたらよいかということについて話し合い,活発な意見交換がなされました。

2020年11月23日年度:令和2年度プログラム:基礎

【R02基礎】第4・5回講義

 令和2年11月8日(日)に,鳥取市浜坂地区にある鳥取大学乾燥地研究センターにおいて,第4・5回講義が開講されました。

 午前中には,乾燥地研究センターの山中典和教授による「砂漠化する地球を救え」の講義がありました。山中教授の講義では,「砂漠」は一般的な砂の砂漠だけでなく様々な種類があること,近年世界中の乾燥地で砂漠化が進行し,その影響は黄砂という形で日本にも現れていること,砂漠化がなぜおこるのか,砂漠化を食い止める対策などについてお話いただきました。
 昼休みの時間にはドーム温室や降雨シミュレーターなどがあるアリドドームや,ミニ砂漠博物館を見学しました。
 午後には黒崎泰典准教授による「モンゴル,黄砂研究の最前線」の講義がありました。乾燥地と天候などの関係や,黄砂が日本に到達するまでのプロセス,そして鳥取大学の乾燥地研究センターがモンゴルに設置している観測サイトについてお話いただきました。また粘土と砂が様々な比率で混ぜられた試料を使って,感触の違いや水の加えた時の様子について観察しました。

 受講生の皆さんは講義後に「持続可能な開発」と黄砂被害対策について議論しました。皆さんからは,発生源の地域に住む方達の生活と黄砂対策の両立を目指す案が多く出されました。

2020年11月09日年度:令和2年度プログラム:基礎

【R02探究】サイエンスカンファレンス2020グループセッション

 令和2年11月1日(日)にオンライン形式でのサイエンスカンファレンス2020グループセッションが行われました。このグループセッションは,全国のジュニアドクター育成塾の受講生達とグループに分かれてディスカッションを行う催しです。鳥取大学からは1名の受講生が参加しました。

 今回のグループセッションでは,「日常生活におけるコロナ禍の影響」について意見を出し,そこから望ましい未来社会についてディスカッションをしました。参加した受講生は,鳥取県での現状を説明し,望ましい未来社会について自身のコースで研究している内容に触れながら意見を述べていました。また,グループのメンバーの意見を基に,未来社会実現の可能性について積極的に意見を交換しあっていました。

2020年11月02日年度:令和2年度プログラム:探究

【R02基礎】第3回講義

 令和2年10月25日(日)に鳥取大学地域学部棟において,鳥取大学農学部生命環境農学科の田川公太朗准教授による第3回講義「自然エネルギーの基礎と利用」が開講されました。

 午前中の講義では,地球温暖化の原因や影響についてや,それを防止する方法の1つとして太陽光や水力,風力といった自然エネルギーを利用した発電をすること,太陽光発電はどのような仕組みで発電するのか,その利点と欠点などのお話を伺いました。議論では火力発電と自然エネルギーの発電方法のどちらをより多く利用すべきかについて,さまざまな意見が出されました。

 午後は快晴だったので外に出て,ソーラーパネルの距離や角度を計測し,より発電量が多くなる位置を探す実験を行いました。また,実験室でライトを使って実験をし,太陽光とライトの違いについて検討しました。受講生の皆さんは真剣な表情で光源からの距離や角度を計測していました。

2020年10月26日年度:令和2年度プログラム:基礎

【R02基礎】第2回講義

令和2年10月11日(日)に,鳥取県米子市にある国立米子工業高等専門学校において,第2回講義が開講されました。  

 午前中は米子高専の山口顕司先生から米子高専についての説明がありました。午後は,藤井貴敏先生による「身の回りの水環境から環境問題を考える」の講義がありました。講義では,地球上に存在する水のうち,飲めるのは非常に少ない割合であることや,中海などの汽水湖は水温や塩分濃度の差の影響で水の汚れが自然の力では改善しにくいことなどのお話を伺いました。
 また,米子高専にある池の水やキャンパス内の水たまりの水などを実際に採取し,水の化学的酸素要求量(COD)などの数値を測って比較しました。受講生の皆さんは,試薬を入れた水の色をテスターと比べるなど,じっくりと測定を行っていました。議論では,水を汚す原因とそれを防ぐ方法について様々な意見を交わしあっていました。

2020年10月14日年度:令和2年度プログラム:基礎

【R02探究】鳥取大学ジュニアドクター育成塾研究成果発表会(動画撮影会)

 令和2年10月4日(日)に鳥取大学地域学部棟にて,鳥取大学ジュニアドクター育成塾研究成果発表撮影会が開催されました。

 この研究成果発表会は,環境探究プログラムを受講する受講生が,これまでの1~2年間の研究の成果について発表します。発表者は研究成果をまとめた発表スライドを作り,そのデータをプロジェクターで映しながら発表します。今年度はコロナ禍のため,発表を動画で撮影し,Web上で限定公開という形になりました。

 当日は,以下の12名の受講生による10件の発表がありました。
(1)塩分躍層の研究
    世良 篤志(高専コース)
(2)中海のヘドロを植物で改善するには
    河野 ゆい(高専コース)
(3)イシクラゲを使った水質改善の方法
    尾崎 空(高専コース)
(4)菌根性きのこ テングタケ類の分離培養法の検討 -タマゴタケの栽培を目指して-
    山名 有希人(菌類きのこコース)
(5)東郷池周辺のジャンボタニシの防除について
    徳井 玄泰(高専コース)
(6)途上国の生活改善に太陽光発電を役立てる~照明でパーソナルな時間を実現~
    前川 陽菜(自然エネルギーコース)
(7)カニ殻由来の新素材「キチンナノファイバー」の製造とプラスチック補強材としての利用
    井上 慧人,熊澤 匠真, 藤田 文(GSCコース)
(8)自然と人の生活環境を壊さないエネルギーミックスを考える
    奥山 美優(自然エネルギーコース)
(9)胞子の発芽・菌糸の成長とキノコの生態との関係
    河本 苺夏(菌類きのこコース)
(10)リンをドープしたケイ素からなる電極のリチウム二次電池負極特性
    山根 匠生(GSCコース)

 この研究成果発表会で発表された中から2件の発表が選抜され,その発表者は11月15~22日にオンラインで行われるジュニアドクター育成塾サイエンスカンファレンス2020で鳥取大学ジュニアドクター育成塾の代表として発表を行います。

2020年10月05日年度:令和2年度プログラム:探究

【R02基礎】令和2年度 開講式・第1回講義

 9月20日(日)午前10時から鳥取大学広報センターにおいて、鳥取大学ジュニアドクター育成塾「めざせ!地球を救う環境博士」令和2年度環境基礎プログラムの開講式と第1回講義が開講されました。

 この事業は、小学校5・6年生から中学生までの児童生徒を対象として、JST(国立研究開発法人科学技術振興機構)の支援を受けて行われるもので、高等教育機関等において本物の探究活動に参加することで、問題解決に向けた強い意欲や科学的な創造力を育成しようとするものです。 

 今年度の環境基礎プログラムには、一般選抜試験によって選抜された鳥取県の小学校5年生から中学校2年生までの15名が参加しています。今年度はコロナ禍の影響により,期間を短くし,少人数で行う縮約版での開催となりました。

 開講式のあとには、受講生・保護者説明会が行われ,ジュニアドクター育成塾の事業概要や,今年度のスケジュール等についてお話がありました。

 第1回の講義では、まず梶井シニアメンターによるグループディスカッション講座がありました。この講義では,グループディスカッションはチームでどのように進めていくかについての講義があり,実際に「(課題などを)先のばしにしてしまう人への助言を考えよう」というテーマでディスカッションを行いました。
 その後には,中尾チーフメンターによる、レポートのまとめ方についての講義がありました。講義では,昨年度に受講した先輩達のレポートを参考に,レポートを書くのに必要な要素について学びました。

 環境基礎プログラムではこの後、12月までの期間に、会場を鳥取大学の諸施設や米子工業高等専門学校に移して、環境をテーマとする講義や実験が8回にわたって行われる予定です。

2020年09月22日年度:令和2年度プログラム:基礎
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